るどのにっき

るどのにっき

徒然なるままに、心に移りゆくよしなしごとを とかっこつけてみたけれどただの文字書き習慣付けです

アニメやゲームの血の噴き出る欠損がすきという話

目覚めたのはそう、いつかCV杉山鯖が来るのではとFGOをはじめてしばらくたったころだろうか。

爆速で人理を修復した後だったので始めて3ヶ月以降だろう。具体的な時期は忘れたがufoのUBWのアニメを再放送したときがあったはずだ。

イリヤの心臓をもぎ取る黄金の王に泣きながら憤った(嫌うほどではないけど怒ってもいいじゃない)。

そののち、最終話に近づいた回の中、士郎との一騎打ちで腕を千切られ、本気を出す一歩手前、激怒した黄金の王の表情に堕ちた。

おそらく前に憤ったカタルシスもあったのだろうが腕を千切られ(サーヴァントにはどうってことない可能性もあるが一応受肉してたわけだし)瀕死の状態でなお絶望より怒りを露わにしたその姿。

 

なんてうつくしいんだ。

 

それまで王様のことは顔が綺麗なだけで皆が騒ぐほどかっこいいキャラか?とイマイチ良さが分からず、ただ私は推しだけを推し続けようと思っていた。

それがたった数分のシーンで堕ちた。

EXCCCをやるためにEXもクリアしようと決意した。(クリアした)

 

自覚はなかったが今思えば元々素直に切腹するようなキャラクターより(想像でも)生き汚いキャラを好んでいたのもあったのだと思う。

 

そしてそれからしばらくして二部二章が配信された。

覚えているだろうか、ホームズがシグルド(仮)に腕を千切られたことを。そしてその立ち絵まで登場したことを。

ホームズは幼少の頃から憧れていたこともあってFGOでも好きな男にランクインしているのだが、その、好きな、男が、

血まみれになり意識も朦朧とする中で死に抗い、次の手を打とうとしていたのだ。

 

なんと素晴らしい生の煌めきか。

 

こうして辺見和雄のような性癖ができあがったのだった。(その点で金カムは最高だ)

 

元々ポーの黒猫やワイルドのサロメといった話の薄暗さや仄暗いエロスを好む厨二病患者ではあったのだが、腕や脚を落とし、血に塗れて恐怖や絶望以外の感情(もちろんこれらもまた素敵なドラマを生むのだが)を見せるということにとても恍惚の類の感情を持つようになった。

まあ臓物出るほどのリョナは美しさがないと吐き気がするだけなんだが。

 

安心して欲しいのは実際の人間になると吐き気と豊かな()想像力による恐怖と空想の痛みが上回るということなのでまるっきり犯罪者になるつもりはないということだ。ほんとうにちをながしたひとがいないからこそあんしんしてうっとりできるよ!

 

頭と心が落ち着いてないのでまとまった感想は書けないのだが今日観てきたHF二章の桜のアリスなムシャムシャシーンとその後の王様退場シーンは大変にごちそうさまでした。

 

勘違いしないでほしいのだが私はたくさん出ている血の光景と瀕死の状態から生まれるドラマが一番好きなのだ。なので乱歩異人館以上のグロはダメです。よろしくお願いします。

 

大抵のはいけるじゃんとは言わないお約束だ。

 

おしまい。